医院名 |
---|
イリョウホウジンホッコクカイ キタガワナイカ 医療法人北国会 北川内科 |
院長 |
キタガワ ワタル 北川 渡 |
住所 |
〒465-0037 愛知県名古屋市名東区藤香町14 |
診療科目 |
内科・腎臓内科・リウマチ科・循環器内科・消化器内科 |
電話番号 |
052-774-1833 |
慢性腎臓病(CKD:chronic kidney disease)をご存じでしょうか。「透析」と言う言葉のほうが聞き慣れているかもしれません。慢性腎臓病も初期段階では無症状であり、健康診断や検査によって偶然に発見されることが多いため、早期の治療と対策が重要です。慢性腎臓病が進行すると、生命を維持するための腎臓の働きが損なわれます。末期腎不全に至るまで損なわれた腎臓の働きを、機械が代替し行うことが透析です。
一度損なわれた腎臓の働きは多くの場合回復が難しいため、早期に発見し治療に繋げることが重要です。そのきっかけとなるのが、「タンパク尿」や「クレアチニンの上昇」や「eGFRの低下」で、健康診断や偶然におこなわれた検尿・採血検査です。
初期段階での治療は、腎不全の進行を抑制することを目的としています。塩分制限やタンパク制限の食事療法は、腎不全の進行を抑える効果があります。また、自宅での蓄尿検査や栄養相談を通じて、患者さまの状況に合わせた管理が可能です。特に体格の小柄な高齢者においては、栄養不足に陥らないように適切なバランスを保ちながら、栄養を摂取することが重要です。
慢性腎臓病がさらに進行した場合は、透析や腎移植など腎代替療法が必要になります。透析には血液透析と腹膜透析があり、それぞれ特徴があります。ご家族に腎臓を提供できる方がおられる場合は、透析を導入する前に生体腎移植を受ける場合もあります。ご本人の意向を尊重し適切なタイミングで大学病院などの施設と連携しながら進めていきます。